映画に描かれた社会的寄生虫

映画に描かれた社会的寄生虫



기생충 これは キセンチュン 漢字で書くと「寄生虫」パラサイトのことです。
映画のタイトルで、英語タイトルはPARASITEです。
奉俊昊(봉준호 / Bong Joon-ho)監督の作品で、
今年のカンヌ映画祭の最高賞パルムドールを受賞した作品です。

もうす格差社会の構造の中で必然的に生み出された家族ぐるみで社会的寄生虫となったある家族が、
上流の家庭に寄生巣くっていくさまを描いたブラックコメディ。
まさに私が描こうとしていた「社会的寄生虫」を端的に風刺した作品のようです。



さて、この映画について中国のサイトでも取り上げられています。

谁才是这个社会真正的”寄生虫“(社会の本当の寄生虫は誰なのか?)

映画を観るまでもなく、社会の本当の寄生虫は、
底辺の人間だけではなく、そのカウンターパートにいる人間であるともいえます。
しかし、その両者の対立が問題なのではなく
その構造を生み出す社会の成り立ちこそ、パラサイトだと、
きっとこの映画も言っていると思います。

記事からの文を引用しますと

能像《寄生虫》这样讲的十分精彩的自然更是少之又少。

自然界の営みから申しますと、寄生は生物の生態のあるべき姿。
パラサイトという稀なる生態は素晴らしい自然の一部をなす構成員なのですから!





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