コロナ禍で進むパラサイトシングル現象（アメリカ）

 

2020年9月　CNN（Japan）サイトに

「若年成人の５２％が親と同居、大恐慌以降で最高の水準」

なんて気になる見出しの記事が！

20年前、パラサイトシングルで注目を浴びたときは、識者の方々に
「日本独自の現象ですね。アメリカでは、大学生になったらみんな自立しますよ」
なんて嘲笑された。

でも、当時、リアルアメリカ人の方から「アメリカだって親子の絆は深く、
精神的に子を思う気持ち、親を思う気持ちは日本人の親子と変わらない。
同居してなくても、車ですぐにかけつけられる生活圏で、週末や休暇は一緒に過ごす時間も多い。日本の都市部のように家賃や物価が高く、無駄な出費を抑えるために
親と同居することには理解もできる。ただ、自立心がなくなっていくのは問題だけど、形だけから見ないで精神性をみたら？」と。

このような視点で見ていくことは重要だとおもいつつも、データが「形」のほうどんどんシフトしていくのと、世の中がちっとも若者の自立を促さないところに問題があると思っている。

このブログでは、書き散らしメモなので、資料室として読んで考える一歩としていただけたら幸いです。

さらだたまこ『パラサイトシングル』（WAVE出版）