各国のパラサイトシングル事情その2(フレンチリポート)


パラサイトシングルは日本的な現象と思いきや、
自立心の強いといわれたフランスでも、社会問題となっていました。

YouTubeで検索すると『Les enfants Tanguy - Reportage』という興味深い
フランス語のパラサイトシングルなリポートが。
題名もズバリ! タンギーな子供たち(タンギー族)です。

タンギーとは前回、このブログでも紹介しましたが、
2001年に公開されたフランス映画、
エティエンヌ・シャティリエ監督作品の『タンギー(Tanguy)』から生まれた
フランス版、パラサイトシングルの呼称です。
親から自立できない主人公の青年タンギーのにちなんで
「タンギー・シンドローム(Phénomène Tanguy)」
「タンギー族(Les enfants Tanguy)」
という言葉も生まれました。

早速、動画にLinkしておきますので、御覧あれ!


こちらはSimple HypeというYouTubeチャンネルに掲載されています。
2014年のリポートですから、
タンギーの映画から10数年たっていますが、
パラサイト現象というものは、消滅はしていない。
むしろ、低迷した経済、混沌とした社会背景を反映して、増えているといっていいでしょう。

苦労して自立するよりも、とりあえず居心地がいい
失業問題
格差社会
そして、何よりも自分のやりたいことを目指して模索中・・・
だから、まだ自立は後にのばして・・・
といってるうちに、20代から30代、そして40代・・・
中には、二世帯住宅の例もーーこれって日本じゃ普通だけど、
タンギーな例に入ってます。
(フランスじゃ、結婚したら別な場所に住むのが一般的。でも同じ土地で二世帯住居にしたら、広々住める利点もあることを強調してますね)

国が違ってもパラサイトする事情は同じ。
そして、子供たちを見守る両親(おじいちゃん&おばあちゃん)も
肯定はしてないけど、受け入れる。

やはり、欧米でも少子化問題。
若年層の非婚化、高齢化などの要素も入り混じって複雑です。

まあ、あれこれ論じるよりも
まずは、いろんな事象を世界から集めてみようと思います。

ではでは!

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